第5回コクア会 開催しました
参加された皆さん、お疲れさまでした。
今回はクリスマスバージョンでコクア会を開催しました。
お菓子を袋に包んで、クリスマスカードを作成し、
ミニツリーや小物の準備などなど、全て委員会の井筒さんが用意してくれました。
有り難うございました。
おかげ様で、皆さんに大好評でした!
今年も残す所あとわずかということもあり、本日のテーマは、
「今年一年を振り返って」でした。
皆さんが色々な目標を持って、またそれらを達成しながら生活している、
そんな印象を受けました。
印象深かったのは、「目標はすぐに達成出来るものではなく、ゆっくりと時間をかけて達成していくもの」という事をお話していた方がいました。
なんでもそうですよね。
誰でもすぐにでも目標を達成したいものですが、
焦れば焦る程うまくいかない事が多かったりします。
委員会も同じで、当初の目標が色々ありましたが、
それらを実現しようとしても上手くいかない事が多々ありました。
しかし、回を重ねる事にそれらは徐々に実現していきました。
今後も焦らずに少しずつ前に進んで行こうと思いました。
それと、今日は非常に勉強になるお話がでました。
それは、「オストメイトの方のトイレ」についてです。
オストメイトってご存知でしょうか?
『オストメイトとは、癌や事故などにより消化管や尿管が損なわれたため、腹部などに排泄のための開口部(ストーマ(人工肛門・人工膀胱))を造設した人のことをいう。単に人工肛門保有者・人工膀胱保有者とも呼ぶ』 wikiより
つまり、おなかに便や尿の排泄の出口を保有している人のことです。
この方々も外では公衆トイレで排泄物の管理をするわけなのですが、
世間的には認知度が低く、かなり苦労されているそうです。
オストメイトの方が困っていること
ストーマ装具を交換するときに、作業スペースやストーマ装具などを手近に置く場所がない。また、手洗器、清拭に必要な温水設備もない。
トラブル発生時に、ストーマ周囲の皮膚や身体の汚れた部分の温水洗浄ができない。また、汚れたストーマ装具や下着を洗う設備もない。衣服や手荷物を置く場所もほしい。
ストーマ装具を適切な位置に貼り付けるために、下腹部を映す鏡がほしい。
排せつ物を立ったままで、ストーマ装具から排出する場合には、通常の便器の高さでは低すぎる。
身体障がい者用トイレなどの入口に、オストメイトマークなどを表示して使用できるようにする。
身体障がい者用トイレなどへは入りづらい。一般便房の中に、オストメイト対応設備を兼ね備えた便房を整備できないか。
これらはTOTOさんのホームページから抜粋させて頂きましたが、
通常の公衆トイレではかなり大変なようです。
一番下の「障がい者トイレに入りにくい」、これについて今日患者さんがお話されていました。
患者さんいわく、「服を着ていると、普通の人が障がい者用のトイレを使っていると思われて、舌打ちされたこともある」とのことでした。
これは辛いですよね。。。。。
こういうトラブルを避ける為に、現在では「オストメイトマーク」というものがあります。
↓ここにオストメイトマークが載っています。人のマークに十字マークです。
http://www8.cao.go.jp/shougai/mark/mark.html
しかし、マタニティーマークと同じで、当事者のみが理解していても意味がありません。
もっと世間的な認知度が上がらないと、マークそのものが意味をなしません。
そいう意味でもこのブログが少しでも、困っている方々のお役にたてれば幸いです。
コクア会が発足して半年ですが、がん患者さんとゆっくりお話するようになり、
今までにない情報が入ってくるようになり非常に勉強になっています。
またコクア会自体も、患者さんの支えがあるからこそ継続出来ているのだと思います。
今年は本当にお世話になりました。
また、それらをサポートしてくれている委員会の方々も有り難うございました。
また来年も宜しくお願いします。
湘南がんサポート委員会 篠塚