第11回コクア会 開催しました
「サバイバーシップ」
梅雨入りをした茅ケ崎市です。本日6月14日、第11回湘南がんサロン「コクア会」が開催されました。
午前中はあいにくの雨でしたが、午後からは薄曇りから晴れに変わり、気温も上がらずに過ごしやすい一日となりました。
今日の話題は「辛かった時の乗り越え方」。
様々な副作用も、働き盛りの発病だったため、生活を優先して山を越えたこと。死の恐怖、再発の恐怖を抱えつつ、今後のことを「エンディングノート」に書き記すことで心が落ち着いたこと。がんの体験者に気持ちを伝えること。頼りになる相談窓口をみつけること。家族に心配をかけまいと思いを巡らせたが、意外にも家族は受け入れてくれたこと…等々の発言が聞かれました。
さらにがんを経験したことで、家族や友人、自分を取り巻く環境すべてに感謝の気持ちが湧いてきたこと、やれるうちになんでもやろうと積極的になれたという発言もありました。
冒頭の「サバイバーシップ」は、こういった発言の中から聞かれた言葉です。この言葉は「がんの診断・治療の後に、患者本人や家族、ケアをする人、友人など、広くがんに関係のある人々が、がんと共に生き、充実した生活を送ること、と定義されています。(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39214)
本人だけではなく、家族やケアをする人も、共に乗り越えていくためのサポートをしていくこと。「サバイバーシップ」を持った仲間たちをもっともっと、増やしていけたらと感じた、雨上がりの午後でした。
湘南がんサポート委員会 佐々木奈々子
バラ「ラブミーテンダー」
(横須賀駅前「ヴェルニー公園」で撮影)