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第20回「コクア会」を開催しました

  • shonangansalon
  • 2016年3月14日
  • 読了時間: 3分

春の風が快い季節となりました。とはいえ、寒暖の差が激しいですね。

雨天が続いた晴れ間の日曜日、3月13日に、第20回目の「コクア会」を開催することができました。

今回は初参加の方2名を加え、7名で「コクア会」を開催しました。

◆病期や「ステージ」について◆◇

初参加の方があったせいか、また、前回が荒天のためお休みになってしまったせいなのか、今回は質問が飛び交いました。参加の方たちのほとんどは、診断を受けてから年単位で経過をされていますが、間もなく手術の日を迎える方もありました。術前の気持ち、手術後の病室の様子、治療の経過など、先輩たちから次々と温かいアドバイスがありました。

なお、手術を終えた方々の病室の雰囲気はとても明るく、笑い声が聞こえてくるのだそうです。大きな決断をし、手術という山を乗り越えた先にはきっと、今までとは違った景色が見えるのでしょうね。

がんの進行具合や病期を示す「ステージ」という言葉がありますが、最近では医師が病状説明の際に用いないことも多い、という話題も出ました。

◆治療での困りごと◆◇

治療が始まってからの困りごとの内容は、様々です。薬の副作用や、治療の一環として食事が食べられなかったことなど。さらには自分の病状説明の場に参加ができなかったため、悪い想像ばかりしてしまったこと、診断を受けてからは「なぜ私が」と孤独が募り「ふつう」にしている人たちが羨ましくて仕方がなかった、という話しもありました。医師の話を聞く時は、メモをとったり録音させてもらったりするとよい、といった提案もありました。

さらに治療にかかるお金の話もありました。手術はもちろんですが、抗がん剤など薬の費用が高額であること。高額であるがために、治療をためらうこともあるといいます。その上、いくつもの選択肢から、治療法を自ら選択をしなければならないことも多いのです。こんな時に、気軽に相談ができる場が求められると感じました。

◆病気との向き合い方◆◇

病気との向き合い方について、様々な意見が出ました。「スポーツをするなど体を動かす」「過去の自分を慰め、未来の自分を語る」「患者会に入会して勉強する」「やるぞ!と気負わなくてもいい」「今日一日を乗り越えられるように頑張る」「あちこちの医師から意見を聞く」「ジタバタしないで諦める」…どれもこれも、力強い言葉でした。

「がんとは、自分の生き方を問われる病気」という発言もありました。病気がきっかけとなって、これまでの人生を振り返り、自分の本当に望む生き方を深く考えるのかもしれません。「コクア会」に参加されている方たちは、辛い経験を力に変えているのだなと思いました。

間もなく桜が咲く季節です。みなさんのそばにも、きれいな花が咲きますように。

湘南がんサポート委員会 佐々木奈々子

 
 
 

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