第28回コクア会を開催しました!
[患者さん3人 見学者1人]
今日はコクア会初企画、兼子先生による東洋医学についてのミニ講座を行いました。
東洋医学における考え方、気血(エネルギー)は内臓につながり全身を巡って流れる
この流れの道を経路と言い、その経路の中に体の異常などが表れる反応点を経穴(ツボ)
という。東洋医学の考え方について講義を聞きながら、自律神経を整えるツボ(気海)冷えむくみ(湧泉)更年期障害など(三陰交)肩こり、目の疲れ(合谷)頭痛(百会、太陽、天柱、風池、完骨、風門)などのツボを実際に探して刺激をしてみました。
参加者それぞれが「あっ、痛い」「ここだ」などと小声でつぶやきながら、自分の体のツボを探し体感していました。
参加者から手術後の上肢の運動制限についての質問があり、兼子先生は腕を動かすのではなく肩甲骨を動かすことで筋肉がほぐれ、腕の動きも良くなっていくと教えてくれました。先生は筋、関節の動かし方、ストレッチについては特に詳しいとのことがわかり、次回はストレッチ!!と早くも期待が高まっていました。
免疫力を高めるためにどうしたらよいかとの話題から、最近は免疫力が血液検査でわかることを参加者からの話で知り、驚きの声も上がりました。
参加者の免疫力を高めるためにしていることを聞いてみると、歌、麻雀、散歩、無理をしないなど、参加者それぞれが楽しいことや気持ちが落ち着くことを、工夫して生活の中に取り入れていることがわかりました。
人の血液中にはNK(ナチュラルキラー)細胞が一定量存在し、体内を独自でパトロールしながらがん細胞、ウィルス感染細胞などを退治してくれています。NK細胞を増やすためには質の良い睡眠 適度な運動(歩く)笑う 十分な休養、ストレスをためない、体温を下げない、バランスの良い食事をとることなどが大切だと言われています。
まさに、経穴の刺激をして血のめぐりを良くし、虚と実のバランスを取り、コクア会に参加し仲間と共に笑うこと、ストレスを発散することがNK細胞を増やし免疫力をUPすることにつながるのだと感じたコクア会でした。
湘南がんサポート委員会 河田美幸