第34回コクア会を開催しました!
- shonangansalon
- 2017年5月14日
- 読了時間: 4分
【参加者8人 見学者3人】
5月の母の日。今日は金剛院でのお寺サロンがありました。昨日の雨も上がり、金剛院の門をくぐると、正面に本堂があり、右手には故人のお墓が見えます。庭に植えられた高野槇(コウヤマキ)が、今日も私たちを出迎えてくれています。毎回この門をくぐるたびに、どこか別空間に来たような気持ちになります。

1年半前のお寺サロンで、ご住職がわざわざ高野山から取り寄せてくださった高野槇の枝葉を、帰りに持たせてくださったことを思い出します。あの時の高野槇の枝葉は、水にさしておいただけで、1年3ケ月も我が家でその凛とした姿で生き続けてくれました。木の生命力に私は驚き、今思うと、その姿に何か神聖な尊いものを見ていた気がします。
読経のあと、ご住職が黒板を使って「くしゃみ」「銀シャリ」「カルピス」この3つの言葉の由来をお話してくださいました。なんと、仏教用語だそうで。銀シャリの「しゃり」はインドの仏教用語で「舎利」のこと。「舎利」とはお釈迦様の骨のことだそうです。ピカピカに光ったお米を「銀シャリ」と呼ぶのも、なるほど尊いものであることがこれで繫がりますね。語源というのはこうして知ると面白いですね。とても興味深いお話を聴かせていただきました。
今日は私が寒川町でやっている乳がん患者サロン『ハートプレイス』の50回記念として、コクア会のこのお寺サロンに参加させていただきました。初の合同サロンになります。ご都合で参加できなかった会員さんにも、いつかこのお寺でのサロンに参加していただけたらいいなあと思っています。
場の持つ意味を金剛院さんにお邪魔させていただくと、あらためて感じます。
そこに居るだけで、何故か心が落ち着く。肩の力を抜いていいんだよ。あなたはあなたのままで尊いのだから。
そんな声なき声が聴こえてきそうな、そんな空間です。
主治医に本当の気持ちを言えますか?疑問や不安を抱いていても、患者の立場になると、それをストレートに主治医に言うことができなくなってしまう。
ウィッグの話題も出ました。病院の外来や病棟には高額の医療用ウィッグのカタログしか置いていないこと。生まれて初めてがんに罹患し、脱毛を経験することになった患者さんは、それを手にするしか術がないこと。抗がん剤の治療中に脱毛が始まるとすぐに金髪に染めて、床に落ちる髪を目立たなくしていたという方もいらっしゃいました。安価で買えるファッション用ウィッグをいくつも用意し、周囲にも気づかれずに仕事を続けていたそうです。ご自分のスタイルで生きる姿が素敵ですね。
こうした経験をシェアできるのが、がんサロンのひとつの大きな力だと思います。
医師は病気を診る人であり、目の前にいる患者さんの生活までは見られない。けれど患者さんにとって生活は、実はとても大切な日常なのです。現実的に医師にそこまでを望むのは無理なこともわかります。だったらがん患者さん向けの『生活科外来』じゃないけれど、それほどお金のかからない、治療中でもそこそこ快適生活が送れる知恵や工夫を教えてくれる場があっても良さそうなものだと思うのです。それも無理なら、患者会やがんサロンの大切さだけでも、医療に身を置く方々に心底理解していただきたく思います。コクア会の「コクア」とはハワイ語で“手助けする”という意味だそうです。コクア会というがんサロンを地域の中、ここ茅ヶ崎に立ち上げてくださった引野先生に心より感謝致します。

今日は横浜から、がんサロン開設に向けて3名の看護師さんたちが見学に来られていました。初めての場で、何を感じてくださったでしょうか。良いものを持ち帰っていただけたら嬉しく思います。
来月の6月15日は弘法大師様のお誕生日を祝う日だそうです。1ヶ月早いですが、ご住職のお計らいで甘茶をいただきました。アマチャヅルの葉の分量を丁寧に測り、朝から時間をかけて煮出してくださった甘茶です。初めていただいたという方が多いのに驚きました。子供の頃の私は、毎年お釈迦様の花祭りでお祝いの甘茶をいただくのを楽しみにしていました。懐かしい味がしました。

帰りには弘法大師様にひとりひとり甘茶をかけ、素晴らしい切り絵をお土産にいただきました。
金剛院のご住職様をはじめ、関係者の皆様、あたたかいおもてなしを本当にありがとうございました。青葉の季節にふさわしい良い時間を過ごさせていただきました。
本日ご参加いただいた皆様、有り難いご縁に心より感謝致します。
乳がん患者サロン「ハートプレイス」発起人 天野はるみ
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