第4回市民講座を開催しました!
今回で4回目となる市民講座は、今年の1月に行った第3回市民講座〜知っておきたい「がんとお金・働くこと」とそれに備える方法について〜がパワーアップして、さらに充実した内容となりました。
お話してくださったのは、前回に引き続きファイナンシャルプランナーとして幅広くご活躍されている黒田尚子さんです。
黒田さんご自身も乳がんを経験されています。
がんと共に生活すること、働くことについて、大切なポイントを教えていただきました。
《がんと共に働くためのポイント》
1. 自分の現状を周囲に伝える力を身につける
「できること」「できないこと」を明確にし、体調や治療を考慮しながら働くバランス感覚も重要。
2. 公的制度や社内制度を上手に活用する
高額療養費制度や傷病手当金制度などの公的制度のほか、就業規則などを確認して、勤務先の休職制度、時差出勤制度などを利用する。
3. 納得感を持って自ら選択する
最終的に判断を下すのは自分。現在の状況から休職や離職等を選択せざるを得ない場合でも、それに納得できたかで、次に進める可能性が高い。
《がんのお金で困らないための6か条》
1. がんに罹患しにくい生活を心掛ける。
2. がんに関する正しい知識や情報を得る。
3. 公的・民間制度はセルフサービスが原則と心得ておく。
4. がんのお金は「保険」と「貯蓄」の両輪で備える
5. 民間保険に過剰な期待は禁物。定期的なメンテナンスも必要。「医療貯蓄」という考え方もあり。
6. 病気や経済的な悩みなど相談・解決できる窓口を複数持つ。
湘南がんサポート委員会 井筒 由佳子