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第39回コクア会を開催しました!

今日は7回目となるお寺サロンでした。

南湖にある金剛院さんのご厚意で、年に2回開催させていただいている本堂でのお寺サロンは、患者さんの間でも好評で、楽しみにしている方も多くいらっしゃいます。私もそのひとりで、門をくぐると、もう気持ちが清々としてきます。

今日はその門の横に貼ってある文字にふと目が留まりました。

尊い心

たとえ役に立てなくても 何かの役に立ちたいと思う心が尊い

何かの役に立ちたい。誰かの役に立ちたい。

この思いは、元気で健康な人ばかりが思う気持ちではありません。今までサロンで知り合った多くの方にそれを教えていただきました。治らないがんを抱えながら最期まで、何かの役に立てればと自分の思いを語ってくれた方もいます。

何度かサロンに参加してくださって顔馴染みになった方が、「月に一度の開催では、その日に体調が悪くて行かれなくなったら、もう一ケ月待たなきゃならいでしょ。ほんとは町の中にいつでも誰かが居て、気軽に行けるような場所があったらいいよね。僕もそこで話を聴いて、コーヒーぐらいなら入れられるよ」と言ってくださった方もいました。骨転移があり、ご自身も痛みを抱えて治療をしている方でした。

そして今日も、久しぶりに参加された方がご自身を振り返り、もし誰かが自分と同じがんになったら、その人に声をかけて、少しは自分のわかることを話せるかもしれない。初めてサロンに参加した頃は泣いてばかりいたけれど、今は病気になってしまったことは変えられない。それなら受け止めるしかないんだって、そう思えるようになった。そう話してくださいました。

その方の苦しんでいる時期を知っている誰もが、その言葉に深く感動し、ご自身で何とか乗り越えてここまできたことに、胸がいっぱいになりました。

気がつくと、お寺の西の窓から、柔らかな太陽の光がスーッと線を描くように差し込んできて、語り合う皆さんを照らしていました。それがまるで後光が差すような光の束だったので、正面で見ていた私は思わず目を奪われました。秋が深まる11月のお寺サロンは、不思議な光景のおまけ付きでした。

今日のこの時間とご縁に感謝致します。

金剛院さんのご住職様並びに、お手伝いいただいた皆様、心温まるおもてなしに心より感謝申し上げます。帰りに門まで出てきてくださり、お見送りをしていただく時は、いつも胸がいっぱいになります。

ご参加くださった皆様、見学に来てくださった皆様、本当に有り難うございました。感謝。合掌。

湘南がんサポート委員会 天野 はるみ

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