第56回コクア会を開催しました!
まるで年越しを迎えたような賑わいで始まった令和元年。 長いゴールデンウィークも終わり、令和元年初のコクア会が開催されました。 今回は上級ハーブインストラクターの林和美先生による「ハーブを楽しむ」という講座でハーバリウムを作る体験をさせていただきました。 色合い、バランスなどを考えながら、瓶にドライフラワーを詰め専用オイルを入れて完成。がんサロンであることを忘れてしまうくらい、どの方も素敵に仕上がり笑顔であふれていました。 インストラクターの林先生、コクア会スタッフの皆様、このような機会を作ってくださり本当にありがとうございました。 ハーバリウム作りの後はカモミールティーを飲みながらの自己紹介。 今回のハーバリウム作りの感想や、どんな風に日々過ごしているかなどなど。その中でやはりがんという病気ならではのお話もありました。 いろいろある治療方針の選択肢の中から、自分自身で選択して決めていかなくてはいけないが、何が正解なのかがわからないと悩まれていた方、いつも病気のことを考えてしまい不安になってしまうと仰っていた方、それらの気持ちが私にもとてもよくわかりました。 先日、テレビを見ていた時、骨肉腫になってしまった少女の話が放送されていました。 その少女は踊ることが大好きで、バレリーナになる夢を持っていました。 治療にするにあたって、少女には二つの選択肢が与えられました。 一つは、歩くことはできるが踊ることはできない一般的な手術方法、もう一つはリハビリをすれば踊ることができるが、足首を180度回転させて接合するため、見た目がだいぶ変わってしまう手術方法でした。見た目のせいで、将来辛い思いをするのではないか──両親の心配をよそに、夢を諦めたくない少女は後者の手術方法を選択しました。 夢を叶えるための決断した少女は、今現在高校生となり、バレエだけでなく様々なダンスをして生き生きと過ごしている、という内容でした。 治療に対する考え方は人それぞれです。 命を守ることは必須ですが、夢、生きがいや生きる楽しみがあってこそ辛いことにも立ち向かえる、生きる原動力になるのだと改めて感じました。 この少女のように、それぞれの生き方に合わせて、自分の気持ちに寄り添って考えた決断ならば、それは自分にとって最善の選択なのではないかと思っています。 今回、コクア会でも、足が痛いけれども歩いて運動をされたり声楽をされたりして生き生きと過ごされている方がいらっしゃいました。また、不安だけれども考えいても仕方がない、前も向いていこうと仰っていた方、そんな方たちの姿を見て、私もまた頑張ろうとパワーをいただきました。 コクア会での仲間との出会い、繋がりにいつも感謝の気持ちでいっぱいです。 K . M