第58回コクア会を開催しました!
ニュースでは歴史的な日照不足が話題となっており、梅雨明けが待ち遠しい7月14日。女性4名、男性1名の参加者5名で、大きな笑い声が響くサロンとなりました。
僕は26歳で大腸がんの告知を受け、開腹手術、半年間の抗がん剤治療を経験しました。2019年3月に5年経過し、病院から「もう来なくていい」と言われ事実上の完治となりました。
ですが、、、転移・再発の可能性とは一生付き合い、心配や不安を抱えながら、だけど「病気があってもなくても健康的に生きていこう」と思っています。
今回のサロンでは、参加者のお1人がこれから抗がん剤治療を受けるということで、抗がん剤治療を経験した方のお話を伺いました。
髪の毛が抜ける時に使う紙のナイトキャップ、帽子一体化のウィッグ、ネイルの保護など、経験しないとわからないようなお話を聴くことができました。
髪の毛が抜けた時、シャンプーがしみるため、泡だてネットでシャンプーを泡にしていたなど、具体的な話もあり学びとなりました。
世間ではがんと共に生きる社会として、テレビCMなども流れていますが、がんと就労に悩む話も出ました。
会社の人になんて言う?勤務時間の変更?診断書の内容?など一人ひとりの経験を聴きました。職場によって制度や対応が、かなり異なることもわかりました。
僕は1年前の2018年4月から、コクア会に参加させていただいております。自分の体験を話すことで、これから治療に臨む方の気持ちを、少しでも軽くできればと思っています。また、他の人の体験を聴くことで、自分のためになる情報を得られ、学びとなるので行けるときは参加しています。
たまに、がんサロンのイメージを「お年寄りばかりで暗い」と思っている方がいらっしゃいますが、コクア会は全く違うと思っています。
いつも明るく元気(治療中でも)で、時には涙もありますが、みんな経験者なので、優しく見守ってくれます。
コクア会は、帰る時には笑顔で帰してくれるがんサロンだと思います。
引き続きよろしくお願いします。
大腸がんステージ3b
川口健太朗